上海中医薬大学

漢方薬や針灸などの中国伝統の医学を学ぶ大学。留学生の多くは中国医学を学ぶ短期生で、長期生の多くは最初の1年は中国語を学び、そのあとで本学に入って4年間医学を学ぶ。

日本からも中国医学や解剖の実習などで毎年数百人の短期生が訪れている。

中国語を主に学ぶ語言生は今学期は65人。それほど多い人数でないにもかかわらず6段階にクラス分けをしている。また、中医薬大学という特徴を活かして、高級クラスの精読、閲読のテキストは中医薬関係の内容となっている。

語言生クラスの教師はすべて対外漢語を専攻した者のみで、中国文学など他分野を専攻とする教師はいないとのこと。

この大学で本当に学ぶ価値があるのは、やはり中国語よりは中医薬であろう。入学試験を受けて4年間学ぶ本科以外に、HSK3級以上であれば無試験で入学できる進修生クラスがある。1学期の学費は11,000元でマッサージや針灸などを本場で学ぶことができる。

こういった分野に興味があるならば、この大学で最初は中国語を学び、その後、進修生として中医薬を学ぶのも良いのではないだろうか。